ついに来た!あらゆるゲームに多大な影響を与えてくれる”5G”!

2020-11-20 15:45:00

   【スマホゲームの未来】

スマートフォンを手にしながらゲームに興じる人を見ない日はほとんどなくなった。一昔前に携帯端末で遊べるゲームといえば、パズルやブロック崩しのようなカジュアルゲームが多くを占めていたが、今や専用機にも劣らない美しいグラフィックスやサウンド、オンラインによる連携が当たり前の時代になった。スマートフォンの特性を生かした位置情報ゲームが巻き起こした社会現象も記憶に新しい。

ハードウェアの進化に合わせて表現力も豊かになっているスマホゲーム。2020年以降にはさらに大きな変化として、次世代のモバイル通信方式「5G」がやってくる。「高速・大容量」「低遅延」「多接続」といった特徴を持つ新しい通信技術が、身近なスマホゲームにどのように変化をもたらすのか。あくまでも予想だが5G時代のスマホゲームの姿が気になるので調べてみた。



【企業同士がタッグを組む時代】

圧倒的にゲーム市場をリードしているのは紛れもなくスマートフォンなのは間違いないだろう。ファミ通の調査によれば、17年にスマホゲームで遊ぶ国内ユーザー数は3610万人にのぼり、市場規模は年間で1兆円を超えた。現在も右方上がりの傾向だ。


プレイステーション 4やNintendo Switchなどの家庭用ゲームで遊ぶ国内ユーザー数が2379万人、PCゲームの国内ユーザー数は1483万人(いずれも17年)であることを踏まえると、ほぼ生活必需品として1人1台以上の普及率を誇るスマートフォンやタブレットが最大級のゲームプラットフォームであることは間違いない。かつて家庭用ゲーム機を主戦場としていたメーカーも、ユーザーの事を考えスマホゲームにかじを切り始めたようだ。


 任天堂はディー・エヌ・エー(DeNA)と15年に資本業務提携し、スマホゲーム事業に本格進出。「スーパーマリオ」「どうぶつの森」など、人気タイトルのゲームアプリを展開して話題を集めた。18年4月にはサイバーエージェントグループ傘下のCygamesとも提携し、スマホ向けオリジナルタイトルを公開したのは記憶に新しい。


 ソニーはスマホゲームによる収益が好調だ。17年度決算発表会では、子会社アニプレックスの人気スマホゲーム「Fate/Grand Order」(FGO)を事業の好調要因として名指しするなど、ソニーの中でもスマホゲームの存在感は確実に増している。


【5Gがもたらす効果】

ゲームジャンルの流行もスマートフォンの進化によって左右されるはずだ。20年頃に国内に登場する5Gも、スマホゲームの姿を大きく変える要因になるだろう。


サーバ側でゲームの演算処理を行い、ユーザー側の端末で映像を描画する(モバイル向けの)『クラウドゲーム』が、5Gの普及によって登場するでしょう。(現在主流の)ゲームアプリはデータサイズが大きく、アプリのアップデートなどで大容量データのダウンロードが都度発生します。これらをサーバ側で処理して負担を軽減できれば、(ゲームのプレイヤーにとって)分かりやすい変化となります」


通信事業者の立場からゲームメーカーへの期待もある。自宅やスキマ時間にやるものだったスマホゲームが、AR(拡張現実)によって街と連動する──そんな仕組みが大ヒットを生んだ「Pokemon GO」の登場は、ゲームビジネスを推進するある人物にとっても革新的だったという。


【まとめ】

ゲームの進化は5Gだけでなく、ハードウェアとソフトウェアなどが組み合わさって実現するものと強調。ゲーム開発者やメーカーと「何ができるか」をコミュニケーションしていきたいと主張している。