2024/05/17 13:56:00
競艇
未来を見据えたボートレース:環境配慮と技術革新の取り組み
投稿者:太陽2,122 VIEW
2020-11-20 15:45:00
【スマスピの誕生】
HomePodが米国で発表されたのは2017年6月でした。日本で発売されるまでに、2年ちょっとかかったことになります。
ちなみに、スマートスピーカーというジャンルを切り開いた「Amazon Echo」の登場は2014年11月でした。日本での発売は3年後の2017年11月。「Google Home」の発表は2016年5月で、日本での発売は1年5カ月後の2017年10月です。
日本に「スマスピ」なるものが到来してから約2年がたっています。新しもの好きの家庭には、既に行き渡ったのではないでしょうか。わが家にはディスプレイ付きのものも含めて「Echo Dot」をはじめ、「Google Home Mini」が2台、「Echo Spot」に「Google Nest Hub」、そして「Echo Show 5」と、6台もあります。
【ウリは”音質”】
Appleはこれまでも大抵、既にあるカテゴリーを後から最高レベルの品質にして世に出してきており、HomePodも多分そうかと思われます。何しろお値段も3万2800円(税別)と、他のスマスピとはレベルが違います(Echoシリーズで一番高い「Echo Plus」でも税込み1万7980円)。
でもスマスピって、Appleが得意なデザインでの差別化は難しいカテゴリーです。AppleはHomePodのキャッチコピーを「新しい音と暮らそう。」にしていて、つまりウリは「音質」。
【実際に売り込むのは難しい】
先に発売された米国で実際にしばらく使ったというレビューを幾つか読むと、確かに音質については皆さん高い評価を得ています。
ただし、「Appleのエコシステム内にいる人にはお勧め」というのが共通の評価です。何しろせっかく音質が良いのに、“HomePod単体”で音楽を流すには、月額980円の「Apple Music」のサブスクリプションが必要になります。
iPhoneユーザーが皆、音楽サービスとしてApple Musicを選ぶわけではないでしょう。現に私の夫は「Macintosh Plus」からのApple製品ユーザーですが、音楽サービスはApple Musicから「Spotify」に乗り換えました(理由は後述)。
Appleが1月に発表したApple Musicのサブスク数は5000万人(それ以降発表していません)、Spotifyは有料会員数が1億を超えたと4月に発表しています。HomePodを売りたければSpotifyもサポートすればいいのにと思いますが、HomePodをApple Musicを売るツールの1つとするなら当面サポートしないかと思われます。
HomePodでも一応、Spotifyを流せます。そのためには、「iPhone」+「AirPlay」が必要です。家の中でもiPhoneを肌身離さず持っているとしても、一手間多くなります。
【Apple Musicの使い勝手がカギ】
HomePodをもっと売りたいならSpotifyなど他の音楽サービスに対応した方がいいし、Apple Musicの販促ツールにHomePodを使うなら、Apple Musicの使い勝手をもう少し改善した方がいいのかもしれません。
夫がApple MusicからSpoifyに鞍替えした理由は、Apple Musicにサブスクライブした際、「iCloudミュージックライブラリ」をオンにするよう促されてオンにしたところ、ひどい目にあったから、だそうです…。
どういうことかというと、夫のように古いApple製品のユーザーは、過去に自分の手持ちCDをコツコツと「iTunes」(ローカルのHDD)に読み込ませています。iCloudミュージックライブラリをオンにすると、これらの楽曲がiCloudにも加わって、iTunesとiPhoneを個別に同期する面倒はなくなるのですが、おせっかいなことにAppleのAIがライブラリ内の楽曲と同じだと判断した楽曲はiTunes Storeの楽曲に置き換えてしまうのです。
【まとめ】
夫は私よりは音質の違いが分かる人ですが、今のところHomePodは必要ないそうです。Spotifyの音楽をいい音で聴きたければ、「iMac」につないだHarman Kardonのスピーカーか、iPhoneからAirPlay経由で「Apple TV」を付けているテレビにつないだBoseのスピーカーを使えば問題ないからです。
そんなわけで、少なくともわが家には当面、HomePodは来ないようです。
この記事が少しでも多くの方の目に留まり、参考にして頂けたら幸いです。